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都道府県別自殺者数:男性

公開日:2009-7-21 | 最終更新日:2015-1-21
カテゴリ: 社会
都道府県別自殺者数:男性 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
人口動態調査から男性自殺者数ランキング。2013年に自殺した男性は18,158人で、男性10万人あたり29.33人。

最も自殺者が多いのは岩手県で人口10万人あたり39.26人。2位以下は秋田県、島根県、新潟県、青森県と続いている。一方、自殺者が最も少ないのは神奈川県で24.85人。この他、岡山県や愛知県、石川県、奈良県などが下位に入っている。

分布図を見ると本州中央部で自殺者が少なく、東北や九州など日本の両端で男性の自殺者が多い。

相関ランキングを見ると、ガン死亡者数:男性と正の相関があり、ガン死亡者が多いところで自殺者が多い。健康問題に悩んだ末の自殺が少なくないためだろう。

また、1世帯あたり貯蓄額サラリーマン年収と負の相関があり、貯蓄が少なく、サラリーマンの給料が低いところで自殺者が多い。男性の自殺には経済問題が関係していると言えそうだ。

この他、農業就業人口65歳以上人口(高齢者数)と正の相関、人口増減率と負の相関があることから、人口の減少し、高齢者や農業就業者が多いところで男性の自殺者が多い。

平均寿命:男性とも負の相関があり、自殺者が多いところは平均寿命が短い。自殺が男性の寿命を押し下げていると言えよう。

因果関係は不明だが、睡眠時間と正の相関があり、睡眠時間が長いところで自殺者が多いというのも興味深い。
データ出典  人口動態調査 2013

都道府県別自殺者数:男性

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順位都道府県自殺者数偏差値
 総 数 男性10万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1岩手県243人39.26人73.24
2秋田県188人38.13人70.17
3島根県122人36.31人65.19
4新潟県409人36.29人65.14
5青森県225人35.89人64.03
6山形県194人35.40人62.71
7群馬県335人34.32人59.76
8鹿児島県269人34.27人59.61
9大分県190人34.11人59.18
10山梨県141人34.06人59.04
11宮崎県179人34.03人58.96
12徳島県124人33.88人58.55
13鳥取県93人33.82人58.38
14愛媛県218人32.98人56.09
15長崎県215人32.98人56.08
16沖縄県227人32.71人55.35
17高知県113人32.29人54.20
18山口県216人32.24人54.07
19栃木県315人31.95人53.27
20富山県165人31.79人52.85
21福島県300人31.65人52.45
22福岡県758人31.56人52.21
23北海道803人31.36人51.65
24和歌山県143人31.02人50.74
25熊本県253人29.87人47.60
26静岡県544人29.68人47.07
27滋賀県206人29.43人46.39
28広島県402人29.34人46.16
29茨城県425人29.09人45.47
30長野県299人29.00人45.22
31兵庫県764人28.78人44.61
32大阪府1,225人28.71人44.43
33千葉県869人28.21人43.07
34埼玉県1,008人27.88人42.17
35佐賀県110人27.78人41.88
36福井県106人27.53人41.21
37三重県245人27.44人40.95
38宮城県310人27.36人40.74
39東京都1,739人26.49人38.35
40京都府332人26.48人38.32
41岐阜県262人26.39人38.08
42香川県125人26.32人37.89
43奈良県171人26.19人37.54
44石川県145人25.85人36.61
45愛知県939人25.26人35.00
46岡山県232人25.05人34.44
47神奈川県1,129人24.85人33.88
全国18,158人29.33人
単位人口:男性10万人あたり (2013)

他との相関 相関とは?

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分布図

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コメント

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odomon 2011/09/06
東北とひとくくりにしてしまいがちですが、各県に事情があるのですね。参考になりました。
十里 2011/09/01
秋田は経済的理由で自殺する50〜60代の男性が多い。
秋田は東北の中では経済的に貧しくなどなく、抜群に物資的に豊かだった。
東北の粘り強さ、我慢強さは、豊かさに浸っていた秋田人には当てはまらない。
秋田市の繁華街では毎晩、腹巻に札束を突っ込んだ人達が繰り出して豪遊していたと言う。
昭和あたりから実は、秋田は経済的に下降線をたどりだんだん衰退していく。
若いころから豊かさに慣れていい思いをして、高金利に借金をしてイイ暮らしを続けようとする。
体力が衰え、経済的にも苦しくなり、秋田弁で言ういいふりこき、ええかっこしいが
できなくなったらあっさりと死を選んでしまうのではないか。

以上、神奈川出身の大学教授の言葉
2015-1-21 | 社会