総務省の家計調査から都道府県別園芸用品購入量ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。家計調査にあるのは県庁所在地と政令指定都市の購入量だけで都道府県別の購入量は掲載されていないが、自治体などで各県庁所在地の購入量を都道府県の購入量として推計しているものもあり、当サイトでもこれにならった。数値は2010年、2011年、2012年の平均値で単位は円。
一世帯あたり一年間の園芸用品購入量の全国平均は8,855円。最も多いのは三重県で11,203円。以下、奈良県、茨城県、山口県、宮崎県と地方が上位に多い。一方、最も園芸用品購入量が少ないのは大阪府で3,253円。その他、東京都や沖縄県、長崎県、福岡県などで少ない。

分布地図を見ると地方で多く都市部で少ない。相関ランキングも自動車登録台数や持ち家率と正の相関があり、人口集中度と負の相関があることから、人口がまばらで持ち家率が高く、車社会の地方で園芸用品購入量が多い。逆に言えば、アパートやマンション住まいが多い都市部では園芸にあまりお金をかけない、いや、かけられないと言った方がいいだろう。