外国人観光客訪問率が最も高いのは東京都で50.56%(偏差値95.4)。これは訪日外国人の50.56%が東京を訪れていることを意味している。訪日外国人にはビジネスマンも含まれており、商用も多い東京都の訪問率が高くなっている。2位は大阪府で34.44%。3位以下は千葉県(31.93%)、京都府(24.60%)、神奈川県(11.08%)の順。一方、最も訪問率が低いのは島根県で0.18%(偏差値45.0)。これに福井県(0.18%)、高知県(0.19%)、徳島県(0.19%)、鳥取県(0.22%)と続いている。
上位を見ると大阪・京都・名古屋・富士山・東京のいわゆる「ゴールデンルート」沿いの各県の他、ウインタースポーツで人気の北海道やアジアからの訪問客が多い福岡などが上位に入っている。
相関ランキングを見ると
基準地価:商業地と高い相関がある。東京や大阪のデータが顕著に高いところが共通しているためだろう。
この他では
鉄道旅客輸送量と正の相関があり、
自動車普及率と負の相関がある。鉄道が発達し、自動車普及率が低いところほど外国人観光客が多いことを意味している。外国人観光客は公共交通機関で移動することが多いため、車がないと移動できないような地方を敬遠していると思われる。