外国人宿泊率の全国平均は7.19%。最も高いのは東京都で18.61%。2位以下は大阪府、京都府、千葉県と続いている。どれも中国人観光客などが多数訪れる”ゴールデンルート”沿いの都府県で、これに加えて東京や大阪は商用利用も多いと思われる。
JAPAN TIMELINE
ゴールデンルート日本の人気5都市を周遊する伝統的な日本旅行のルートです。東京・箱根・富士山・名古屋・京都・大阪を回ります。大都会、自然、そして歴史を体感できる、もっともポピュラーなルートです。
この他に上位に入っているところでは、北海道はアジアからの観光客が多いのが外国人宿泊率の高さにつながっている(
アジア人観光客比率)。千葉県は何と言ってもディズニーランドだろう。上位の各県にくらべると有名観光地が少ない岐阜県は高山市の集客力が飛び抜けている。
日経ビジネスオンライン
ミシュランで最高評価、群を抜く外国人集客力の秘密高山市の2013年の観光入込客数は394万5000人。外国人の延べ宿泊客数は、過去最高の22万5000人(対前年比49%増)となりました。この数字は、人口9万2000人という一地方都市の数字としては、群を抜いています。
一方、もっとも外国人宿泊率が低いのは福島県で0.39%。原発事故による風評被害の影響も少なくないと思われる。
分布地図を見ると、ゴールデンルートに加えて北海道、岐阜県などで外国人宿泊率が高い。九州北部で高いのは距離が近い中国や韓国からの宿泊客が多いためと思われる。
相関ランキングでは
外国人観光客訪問率と正の相関が高い。ともに外国人観光客に関係するランキングなので相関が高くなっていると思われる。
この他、
鉄道旅客輸送量や
人口集中度と正の相関が高く、鉄道が発達し人口が集中している都市部で外国人宿泊率が高い。