都道府県別中学校数

文部科学省の学校基本調査から中学校数の都道府県別ランキング。

全国の中学校数は9,944校で、人口10万人あたり8.00校。学校数が最も多いのは高知県で人口10万人あたり18.32校(偏差値80.1)。2位は島根県で14.62校。3位以下は長崎県(14.52校)、鹿児島県(14.20校)、和歌山県(14.13校)の順。一方、最も学校数が少ないのは神奈川県で人口10万人あたり5.10校(偏差値33.0)。これに東京都(5.68校)、愛知県(5.80校)、大阪府(5.85校)、埼玉県(6.08校)と続いている。

分布図を見ると三大都市圏を中心に都市部で少なく地方で多い。他との相関を見ても最低賃金や家賃、人口集中度と負の相関があり、最低賃金や家賃が低く、人口が分散している地方に中学校が多い。

また、森林率と正の相関があり、森林率が高い、すなわち山がちなところに中学校が多い。

小学校と同様に、人口が密集している都市部では人口にあわせて効率的に学校が配置できるが、山がちで人口が分散している地方では生徒の通学距離にあわせて学区を設定しなければならず、人口が少ない地域にも学校を配置した結果、人口あたり学校数が多くなっていると考えられる。