普段(月曜日から金曜日)、1日当あたりどれくらいの時間,携帯電話やスマートフォンで通話やメール,インターネットをしますか。(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除きます。)
1 4時間以上
2 3時間以上、4時間より少ない
3 2時間以上、3時間より少ない
4 1時間以上、2時間より少ない
5 30分以上、1時間より少ない
6 30分より少ない
7 携帯電話やスマートフォンを持っていない。
という設問で「1,2,3」を選んだ生徒の割合を比較している。なお、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
平日2時間以上ネットを利用している中学生は31.3%で、前年の32.7%より1.4ポイント減少。最も高いのは神奈川県で38.6%。2位以下は大阪府、京都府、和歌山県、三重県と続いている。
一方、最も少ないのは秋田県で20.3%。この他、長崎県、鹿児島県、鳥取県、石川県など地方が下位に多い。
分布地図を見るとネット利用率は三大都市圏を筆頭に都市部で高く地方で低い。
相関ランキングでは
世帯当たりインターネット利用率と正の相関が高く、ネット利用世帯が多いところで中学生のネット利用率も高い。
また、
通勤時間や
最低賃金と正の相関があることから、通勤時間が長く最低賃金が高い都市部で中学生のネット利用率が高い。
中学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(ネット利用率が高いところは以下の率が高い)
中学生携帯電話・スマートフォン所有率中学生長時間テレビ視聴率中学生通塾率中学生長時間ゲームプレイ率負の相関が高いもの
(ネット利用率が高いところは以下の率が低い)
中学生朝食摂取率中学生学校外学習率中学生早寝早起き率となっていて、いわゆる「生活の乱れ」と関連があると言えそうだ。
全国学力テスト中学生正答率との相関はなく、学力とネット利用には関係が見つからなかった。