文部科学省の全国学力テストから小学生のチャレンジ精神率ランキング。全国学力テストでは学力テスト以外に、子どもの生活習慣全般のアンケートがあり、ここでは「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」という質問に「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた小学6年生の割合を比較している。なお、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
小学生のチャレンジ精神率の全国平均は76.4%で、
中学生チャレンジ精神率の68.8%よりも高く、小学生の方がチャレンジ精神が旺盛だ。チャレンジ精神率が最も高いのは秋田県で85.0%。2位以下は山梨県、新潟県、福井県、栃木県と続いている。一方、チャレンジ精神率が低いのは北海道で73.9%。この他、鹿児島県、愛知県、福岡県などでチャレンジ精神率が低い。
分布地図を見ると北関東と日本海側でチャレンジ精神が旺盛だ。
相関ランキングでは
年間晴れ日数と負の相関が高く、晴れ日数が少ないところでチャレンジ精神が旺盛。
小学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(チャレンジ精神率が高いところは以下の率が高い)
小学生自己肯定率小学生朝食摂取率小学生校則遵守率小学生学校外学習率小学生学校快適率負の相関が高いもの
(チャレンジ精神率が高いところは以下の率が低い)
小学生携帯電話・スマートフォン所有率小学生長時間ネット利用率小学生通塾率となっていて、全般に生活習慣が良いとされるところでチャレンジ精神率が高い。