普段(月曜日から金曜日)、1日当あたりどれくらいの時間,携帯電話やスマートフォンで通話やメール,インターネットをしますか。(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除きます。)
1 4時間以上
2 3時間以上、4時間より少ない
3 2時間以上、3時間より少ない
4 1時間以上、2時間より少ない
5 30分以上、1時間より少ない
6 30分より少ない
7 携帯電話やスマートフォンを持っていない。
という設問で「1,2,3」を選んだ児童の割合を比較している。なお、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
平日2時間以上ネットを利用している小学生は全国平均で9.8%と前回調査の8.7%より1.1ポイントの下落。
最も高いのは大阪府で13.1%。以下、北海道、奈良県、愛知県、福岡県と続いている。一方、最も少ないのは長崎県で6.4%。長野県や秋田県、島根県、鳥取県など地方で長時間ネットユーザーが少ない。
分布図を見ると三大都市圏、なかでも関西周辺でネット利用率が高い。
相関ランキングでは
人口集中度と正の相関があり、
農業就業人口と負の相関があることから、人口が集中し、農業就業者が少ない都市部で小学生のネット利用率が高い。
小学生の生活関連項目との相関を見ると
正の相関が高いもの
(ネット利用率が高いところは以下の率が高い)
小学生携帯電話・スマートフォン所有率小学生長時間ゲームプレイ率小学生通塾率負の相関が高いもの
(ネット利用率が高いところは以下の率が低い)
小学生学校外学習率小学生早寝早起き率小学生朝食摂取率小学生読書率小学生図書館利用率小学生・スポーツ活動率となっていて、いわゆる「生活の乱れ」と関連があると言えそうだ。
負の相関がとても面白いです。コンテンツの取り合いなんですね。明らかに勉強を阻害、汗。この世代のスマホのコンテンツの人気なんかも重ねて考えてみたいですね。