中学校完全給食実施率の全国平均は82.43%。実施率が最も高いのは愛媛県で99.83%(偏差値56.7)。2位は沖縄県で99.81%。3位以下は岐阜県(99.55%)、徳島県(99.52%)、富山県(99.52%)の順。一方、最も実施率が低いのは神奈川県で18.65%(偏差値17.6)。これに京都府(36.70%)、兵庫県(41.73%)、高知県(41.93%)、広島県(53.41%)と続いている。
全都道府県が95%以上だった
小学校完全給食実施率と違い、実施率に大きな差が出ている。育った環境によって「給食があるのが当たり前」「給食がないのが当たり前」と異なった中学校生活を送っていることだろう。
分布地図を見ると関西で完全給食実施率が低く、関西では「中学で給食がないのは当たり前」と言えそうだ。
中学生の生活態度との相関を見ると。
正の相関
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中学生早寝早起き率・
中学生朝食摂取率・
中学生学校外学習率負の相関
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中学生長時間テレビ視聴率・
中学生長時間ネット利用率となっており、完全給食実施率が高いところは早寝早起きし、朝食を食べ、自宅で学習する中学生が多く、実施率が低いところは長時間テレビやネットにひたる中学生が多い。
あくまでも相関があり、因果ではないが興味深い結果となっている。