文部科学省の全国学力テストから小学生の自己肯定率ランキング。全国学力テストでは学力テスト以外に、子どもの生活習慣全般のアンケートがあり、ここでは「自分には、よいところがあると思う」という質問に「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた小学6年生の割合を比較している。なお、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
小学生自己肯定率の全国平均は77.9%、
中学生自己肯定率の70.7%よりも高く小学生の方が自己肯定率が高い。
自己肯定率が最も高いのは秋田県で86.1%(偏差値84.9)。2位は福井県で82.7%。3位以下は広島県(82.3%)、静岡県(81.0%)、群馬県(80.9%)の順。一方、最も自己肯定率が低いのは香川県で74.1%(偏差値30.6)。これに沖縄県(74.8%)、大阪府(74.9%)、北海道(75.0%)、鹿児島県(75.1%)と続いている。
相関ランキングでは
離婚件数や
不登校中学生数と負の相関があり、離婚が多いところで自己肯定率が低く、そういうところは中学生の不登校が多い。
小学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(自己肯定率が高いところは以下の率が高い)
小学生チャレンジ精神率小学生校則遵守率小学生学校快適率小学生朝食摂取率小学生宿題実行率負の相関が高いもの
(自己肯定率が高いところは以下の率が低い)
小学生長時間ネット利用率小学生携帯電話・スマートフォン所有率となっていて、全般に生活習慣が良いとされるところで自己肯定率が高い。