都道府県別国立・私立中学生徒数（中学受験率）

文部科学省の学校基本調査から国立・私立中学生徒数ランキング。ここでは各都道府県の中学生徒数に占める、国立・私立中学生徒数の比率を比較している。各都道府県にどれぐらいの国立・私立中学校生徒がいるかが分かり、中学受験のバロメーターのひとつになるだろう。ただし、有名校に近県から入学するケースなどもあり、各都道府県の中学受験熱を正確に反映したものではないので注意願いたい。

全国の国立・私立中学生徒数(中学受験率)は274,626人で、中学生100人あたり8.64人。生徒率が最も高いのは東京都で中学生100人あたり26.65人(偏差値91.7)。2位は高知県で20.89人。3位以下は奈良県(14.42人)、京都府(14.39人)、広島県(11.94人)の順。一方、最も生徒率が低いのは島根県で中学生100人あたり1.49人(偏差値39.9)。これに山形県(1.55人)、秋田県(1.84人)、福井県(2.03人)、岩手県(2.29人)と続いている。

大都市周辺部が上位を占める中、高知県が全国2位の国立・私立中学生数となっている。高知県の国立・私立中学生数は3,402
人で、各中学校の定員は以下の通りとなっている。

全般的に見ると首都圏と関西に国立・私立中学生が多く、地方で少ない。相関ランキングでも基準地価:工業地や基準地価:商業地、鉄道旅客輸送量と正の相関が高く、地価が高く、鉄道輸送網が発達した都市部で国立・私立中学生が多いことを裏付けている。