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都道府県別四年制大学進学率

公開日:2014-6-25 | 最終更新日:2018-10-11
カテゴリ: 教育
都道府県別四年制大学進学率 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
文部科学省の学校基本調査から四年制大学進学率ランキング。2017年3月の高校卒業生に占める四年制大学に進学した生徒の割合を比較している。

高校卒業後の主な進路は以下の通り。
(数字をクリックすると詳細記事に移動します)
 総数
大学進学率54.7%52.1%57.3%
(4年制大学進学率)49.4%51.1%47.8%
(短大進学率)4.8%0.9%8.8%
専修学校進学率21.5%19.4%23.6%
就職率18.5%22.0%14.9%


四年制大学進学率の全国平均は49.4%。進学率が最も高いのは東京都で63.5%(偏差値74.9)。2位は京都府で60.7%。3位以下は神奈川県(57.1%)、広島県(56.4%)、兵庫県(55.7%)の順。一方、最も進学率が低いのは鹿児島県で31.4%(偏差値31.6)。これに鳥取県(34.0%)、沖縄県(35.4%)、大分県(36.3%)、宮崎県(36.8%)と続いている。

分布図を見ると三大都市圏を中心に太平洋ベルト地帯で四年制大学進学率が高く、地方で低い。

相関ランキングでは大学生数と正の相関があり、大学生が多いところで四年制大学進学率が高い。大学生が多い=地元に進学先がたくさんあることを意味しており、そういうところで進学率が高い。逆に地元に大学が少なく遠方まで進学する必要があるところで進学率が低い。

この他、農業就業人口と負の相関があり、最低賃金家賃と正の相関があり、最低賃金や家賃が高く、農業就業者が少ない都市部で四年制大学進学率が高い。

男女別に見ると男子は51.1%、女子は47.8%と男子の方が四年制大学進学率が高い。

短大を含む大学進学率は女子の方が高く、短期大学への進学が女子の大学進学率を高めていると言える。

男女の進学率1位と最下位を見ると

男子
1位 京都府 62.6% 偏差値71.07
47位 鹿児島県 33.1% 偏差値31.92

女子
1位 東京都 65.6% 偏差値79.5
47位 鹿児島県 28.6% 偏差値30.59

と女子の格差の方が大きく、女子の四大進学には男子にくらべて今なお大きなハードルがあることが分かる。

大学関係のランキングとの相関は以下の通り

正の相関
四年生進学率が高いとこれらの値が高い
大学進学率
大学生数
大学院生数

負の相関
四年制大学進学率が高いとこれらの値が低い
国公立大学生比率
仕送り額

これらのことから、地方には私立大学が少ないために大学の定員が少なく大学進学率が低い。大学に行く場合も地元を離れて都会の大学に行くことが多いため、仕送りが多いと言えそうだ。
データ出典  学校基本調査 2017

都道府県別四年制大学進学率

「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県進学率偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1東京都63.5%74.91
2京都府60.7%71.14
3神奈川県57.1%66.28
4広島県56.4%65.34
5兵庫県55.7%64.39
6大阪府53.8%61.83
7愛知県53.4%61.29
8埼玉県52.9%60.62
9奈良県52.3%59.81
10千葉県51.9%59.27
11山梨県51.7%59.00
12福井県49.7%56.30
12滋賀県49.7%56.30
14岐阜県48.7%54.95
15静岡県48.6%54.82
16福岡県47.6%53.47
17徳島県47.4%53.20
18栃木県47.2%52.93
19茨城県47.1%52.79
20群馬県46.9%52.52
20石川県46.9%52.52
22岡山県45.8%51.04
23愛媛県45.6%50.77
24三重県45.5%50.63
25香川県45.0%49.96
26宮城県44.9%49.82
27富山県44.4%49.15
28和歌山県42.5%46.59
29熊本県41.4%45.10
30新潟県39.7%42.81
31福島県39.4%42.41
32北海道39.0%41.87
33長野県38.8%41.60
34山形県38.5%41.19
35島根県38.3%40.92
36秋田県38.1%40.65
37高知県38.0%40.52
38青森県37.9%40.38
38岩手県37.9%40.38
40佐賀県37.8%40.25
41長崎県37.7%40.11
42山口県37.1%39.30
43宮崎県36.8%38.90
44大分県36.3%38.23
45沖縄県35.4%37.01
46鳥取県34.0%35.12
47鹿児島県31.4%31.62
全国49.4%

他との相関 相関とは?

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進学率の分布 (変動係数 0.1646)

分布図

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コメント

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odomon 2014/10/29
ユーコさん

ご指摘の通りだと思います。
本来なら学校所在地よりも本人居住地(出身地?)の方が都道府県の実情を表しているかと思いますが、何せデータがありません。

補正するにしても各都道府県で実情がバラバラであり現実的には難しそうです。
ユーコ 2014/10/27
都道府県別の大学進学率(四年制進学率含む)って、該当地域の高校からの合格者数を計算の分子に持ってきているのですよね。
だとしたら、所在する高校のレベルとしては参考になるとは思いますが、人ベース(出身都道府県)の数値を表していないと思うのですが。

例えば神奈川・千葉・埼玉から東京へ、関西でいえば滋賀から京都へ、大阪から奈良へと、在住のまま府県を越えて(場合によっては下宿して)名門私立進学校へ通う生徒も少なくないと思われます。その結果、優秀な生徒を集めている東京や京都が本来の実力以上の数値が計上されていると考えます。

まあ人(出身)ベースに補正する計算も難しいかもしれません。
2018-10-11 | 教育