総務省の家計調査からガソリン消費量のランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の消費量を比較している。
家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ガソリン消費量の全国平均は472リットル。消費量が最も多いのは山口県で753リットル(偏差値68.2)。2位は富山県で698リットル。3位以下は山形県(679リットル)、三重県(659リットル)、石川県(646リットル)の順。
一方、最も消費量が少ないのは東京都で147リットル(偏差値24.5)で、1位山口県の1/5以下となっている。その次に少ないのは大阪府で183リットル。これに京都府(217リットル)、兵庫県(217リットル)、神奈川県(264リットル)と続いている。
分布地図を見ると三大都市圏を筆頭に都市部で消費量が少なく地方で多い。
その他との相関は以下のようになっている。
鉄道通勤・通学率と負の相関が高く、
自家用車通勤・通学率と正の相関が高いことから、鉄道通勤する人が少なく、自動車通勤する人が多いところでガソリン消費量が多い。
その他にも
人口集中度や
共働き率など都市地方対立型ランキングとの相関が高く、都会と地方を分ける指標となるランキングだ。