都道府県別新聞購読費

総務省の家計調査から新聞購読費の都道府県別ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の新聞購読費を比較している。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので直近5年間の平均値をとっている。

新聞購入費の全国平均は年間32,382円。購入費が最も高いのは京都府で37,482円(偏差値68.9)。2位は奈良県で37,084円。3位以下は滋賀県(37,076円)、千葉県(35,824円)、北海道(35,493円)の順。一方、最も購入費が低いのは宮崎県で24,947円(偏差値30.1)。これに鳥取県(25,087円)、長崎県(25,596円)、沖縄県(25,709円)、愛媛県(26,401円)と続いている。

分布地図を見ると三大都市圏で新聞購読費が高い。

相関ランキングでは鉄道切符代と正の相関があり、軽自動車保有台数と負の相関があることから、鉄道切符の支出が多く軽自動車が少ない都市部で新聞購読費が高い。

また、通勤時間や25歳以上読書人口とも正の相関があり、通勤時間が長く読書人口が多いところで新聞購読費が高い。長い通勤時間で新聞や本を読むためだろうか。