都道府県別切り花購入量

総務省の家計調査から切り花購入量ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。家計調査にあるのは県庁所在地と政令指定都市の購入量だけで都道府県別の購入量は掲載されていないが、自治体などで各県庁所在地の購入量を都道府県の購入量として推計しているものもあり、当サイトでもこれにならった。数値は2008年、2009年、2010年の平均値で単位は円。

一世帯あたり切り花購入量の全国平均は年間10,191円。最も多いのは福島県で16,850円。以下、和歌山県、宮城県、鳥取県と続いている。一方、最も購入量が少ないのは沖縄県で5,131円。この他、愛媛県、高知県、福岡県など四国や九州で購入量が少ない。

どの品種が売れているのかを見ると

2009年花き品種別流通動向分析調査(財団法人日本花卉普及センター)

という結果になっている。仏事でよく使われるキクが切り花の30%を占めていることを考えると、切り花購入量はその地域の仏事の違いに影響されると言えそうだ。岩手県・宮城県・福島県の購入量が多いが、データは震災前のものであり、震災による仏事需要の影響はない。

相関ランキングでは高い相関関係を示すランキングが見あたらなかった。