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都道府県別うつ病患者数

公開日:2012-9-21 | 最終更新日:2020-8-31
カテゴリ: 健康・病気
厚生労働省の患者調査から、うつ病患者数の都道府県ランキング。ここでは同調査の「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の患者数を比較している。

患者調査とは全国から抽出された医療機関で特定の1日に受診した患者について調べたもので、都道府県は患者の住所地。総患者数とは、特定の1日に入院していた人、受診した人、その日は受診しなかったが通院治療を受けていた人数の合計を推計したものとなっている。つまりある時点においてその病気にかかっている人数を推計したもので、1年間にその病気にかかったことがある人数ではないので注意願いたい。
「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県患者数偏差値
 総 数 人口1万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1福岡県93,000人182.10人77.47
2千葉県107,000人171.31人74.02
3新潟県34,000人149.98人67.20
4愛媛県20,000人146.63人66.12
5岩手県17,000人135.46人62.55
6島根県9,000人131.39人61.25
7山口県18,000人130.15人60.86
8神奈川県115,000人125.56人59.39
9埼玉県91,000人124.49人59.04
10香川県12,000人124.10人58.92
11鳥取県7,000人123.89人58.86
12福井県9,000人115.53人56.18
13大分県13,000人112.85人55.32
14三重県20,000人111.11人54.77
15山形県12,000人108.89人54.06
16広島県29,000人102.51人52.02
17長野県21,000人101.16人51.58
18愛知県76,000人101.00人51.53
19山梨県8,000人97.21人50.32
20佐賀県8,000人97.09人50.28
21熊本県17,000人96.32人50.04
22石川県11,000人95.90人49.90
23京都府24,000人92.34人48.77
24滋賀県13,000人92.00人48.66
25秋田県9,000人90.36人48.13
26福島県17,000人90.33人48.12
27東京都122,000人88.90人47.66
28長崎県12,000人88.63人47.58
29青森県11,000人86.07人46.76
30兵庫県47,000人85.41人46.55
31岐阜県17,000人84.66人46.31
32沖縄県12,000人83.16人45.83
33北海道43,000人80.83人45.08
34岡山県15,000人78.66人44.39
35和歌山県7,000人74.07人42.92
36鹿児島県12,000人73.80人42.84
37宮崎県8,000人73.46人42.73
38宮城県17,000人73.18人42.64
39高知県5,000人70.03人41.63
40大阪府61,000人69.14人41.35
41静岡県25,000人68.03人40.99
42茨城県18,000人62.24人39.14
43奈良県7,000人51.93人35.84
44栃木県10,000人51.10人35.58
45富山県5,000人47.35人34.38
46群馬県8,000人40.82人32.29
47徳島県3,000人40.38人32.15
全国1,276,000人100.71人
単位人口:人口1万人あたり (2017)
全国のうつ病患者数は1,276,000人で、人口1万人あたり100.71人。患者数が最も多いのは福岡県で人口1万人あたり182.10人(偏差値77.5)。2位は千葉県で171.31人。3位以下は新潟県(149.98人)、愛媛県(146.63人)、岩手県(135.46人)の順。一方、最も患者数が少ないのは徳島県で人口1万人あたり40.38人(偏差値32.1)。これに群馬県(40.82人)、富山県(47.35人)、栃木県(51.10人)、奈良県(51.93人)と続いている。
都道府県別うつ病患者数 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
分布地図を見ると九州から中国地方にかけてと、関東甲信越の一部でうつ病患者が多い。
他の要素との相関を見ると、相関係数が高いものがなく、他との相関は見当たらない。

追記

コメント欄に下記の指摘をいただいた。
やすみ 2012/09/30
雪と関係ありそう

元道産子 2012/10/09
冬季うつっていう言葉があるくらいですし


雪や気温との相関係数は、年間雪日数との相関係数が-0.0342、年間平均気温との相関係数が-0.0653であり、相関は見られなかった。

wikipedia:季節性情動障害
ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る、脳機能障害の一種である。

10~11月ごろに憂うつな気分が始まり、2~3月ごろに治まるというサイクルを繰り返す冬型のSADがもっとも一般的で、別名「冬季うつ病」とも呼ばれる。 倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態であることが多い。

冬型の季節性情動障害は、冬季を中心に発症し、高緯度地域における発症率が高いことから、日照時間が短くなることに原因があると考えられている。メカニズムはまだ良く分かっていないところもあるが、次のような説がある。

・体内時計をつかさどるメラトニンが、日照時間が短くなることで分泌のタイミングが遅れたり、分泌が過剰となるために体内時計が狂ってしまう。
・光の刺激が減ることで神経伝達物質の セロトニンが減り、脳の活動が低下してしまう。
データ出典  患者調査 2017

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1万あたり患者数の分布 (変動係数 0.3251)

分布図

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コメント

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匿名希望 2022/06/20
下のコメントの方、気候と相関なしとここでも結論出していますね。自己主張の強いお国柄と言えば韓国ですが、鬱の比率が世界水準よりかなり多いと聞きました。確かに関連性がありそうですね。
通りすがり 2022/06/11
気候の相関関係には疑問があるように思える。おそらく地域性のほうが影響力が高い。ヨーロッパに居住経験があるが、穏やかな県民性のところはうつも自殺率も低く、自己主張の激しい地域はうつも自殺率も高かった。ランキング一位である福岡の人ってまさにそれだし。
化学物質過敏症 2021/12/30
農薬の使用量と相関があるのではないでしょうか?
3分の1の方が当てはまるモノアミン仮説(ストレスが原因で発症)ではなく、3分の2の方が当てはまる神経炎症仮説(化学物質などによる脳の炎症が原因で発症)という視点で考慮してみてください。

◇ ネオニコチノイド系化学物質の国内使用に関する基礎データ
https://www.actbeyondtrust.org/neonico-basic-2013/nb2013-02/

有機リン系農薬の使用量のデータが見当たりませんでした。
おそらく、こちらが本命。
odomon 2019/03/19
お尋ねの件は、年は違いますが

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450022&tstat=000001031167&cycle=7&tclass1=000001124800&tclass2=000001124803&cycle_facet=cycle&second2=1



148-1
総患者数(患者住所地),性・年齢階級 × 傷病小分類 × 都道府県別(全国)
から
148-6
総患者数(患者住所地),性・年齢階級 × 傷病小分類 × 都道府県別(佐賀~沖縄)

を元に計算しています。
分析中 2019/03/08
これうつの患者数じゃなくて、患者数じゃないですか?
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450022&tstat=000001031167&cycle=7&tclass1=000001124800&tclass2=000001124802&second2=1
青森出身 2019/01/29
青森県はうつ病の割合が比較的少ないですが
自殺者数の割合は多いです、自殺とうつは密接に関係していますので
これは単に精神科や心療内科を受診していない為で
本当のうつ病の割合はもっと多いのではないでしょうか
グンマー県庁所在地 2018/03/09
急激な気温湿度差。冬期の強風乾燥砂埃。夏期の無風高温高湿度。
春と秋を楽しめる快適な期間短し。山に囲まれ、日の出遅く、日没早し。
むしろ、熱しやすく冷めやすい、極端な躁鬱気質を醸成か。
2020-8-31 | 健康・病気