都道府県別男性肥満率

厚労省の国民健康・栄養調査から男性肥満率ランキング。ここで言う肥満率とは調査対象に占める肥満者の割合を示している。女性については以下の理由でデータがない。

*肥満者の割合、現在習慣的に喫煙している者の割合及び飲酒習慣者の割合の女性の都道府県別データについては、該当者の割合が少なく、変動係数が大きいため、解析から除いた。

男性肥満率の全国平均は31.1%。調査方法が違うので単純に比較できないが、男子小中学生肥満率の全国平均は9.3%なので、大人になると肥満が増えると言えそうだ。

最も肥満率が高いのは沖縄県で45.2%。以下、宮崎県、栃木県、福島県、徳島県と続いている。上位を南九州、四国、東北各県が占めるのは、男子小中学生肥満率と同じであり、上記地域では子供から大人まで肥満率が高いと言える。相関ランキングでも男子小中学生肥満率との相関が高く、これを裏づけている。

また、平均寿命:男性とは負の相関となっており、肥満率が高いところは寿命が短いと言える。肥満に代表される生活習慣の違いが寿命に影響しているようだ。

他には飲み屋店舗数と正の相関が高いのが興味深い。飲み屋が多いところほど肥満が多いことを示しており、外で飲む習慣と肥満に関係がある可能性が考えられる。