国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービスから、女性のがん死亡率の都道府県別ランキング。ここでは2010年から2012年の75歳未満年齢調整死亡率の平均値を比較している。年齢調整死亡率とは都道府県による年齢構成の違いを調整した死亡率のことで、人口10万人あたり死亡者数のことだ。
がんの年齢調整死亡率の全国平均は61.03。75歳未満10万人あたり61.03人の女性ががんで亡くなっていることになる。
最も女性のがん死亡者が多いのは青森県で、人口10万人あたり70.10人。2位以下は北海道、佐賀県、和歌山県、大阪府と続いている。一方、最も少ないのは長野県で53.70人。この他、岡山県、山梨県、福井県、香川県などでがん死亡者が少ない。
分布地図を見ると北日本と北部九州、関西で死亡率が高い。北日本と関西は
大腸がん死亡率や
肺がん死亡率が高いところだ。北部九州は
肺がん死亡率が高い。
相関ランキングでは
年齢調整死亡率と正の相関が高く、がん死亡率が高いところは総死亡率も高い。また、
平均寿命と負の相関が高く、がん死亡率が高いところは平均寿命が短い。
ただし、がん死亡率と年齢調整死亡率や平均寿命との相関係数は
男性の方が高く、男性の方ががんによる健康への影響を受けやすいと言える。
女性のがん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
乳がん死亡率大腸がん死亡率:女性肺がん死亡率:女性胃がん死亡率:女性膵がん死亡率:女性子宮がん死亡率卵巣がん死亡率肝がん死亡率:女性胆のうがん死亡率:女性白血病死亡率:女性悪性リンパ腫死亡率:女性食道がん死亡率:女性膀胱がん死亡率:女性がん死亡率:女性がん死亡率:男性