都道府県別うつ病患者数(65歳以上)

厚生労働省の患者調査から、65歳以上のうつ病患者数の都道府県ランキング。ここでは同調査の「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」の患者数を比較している。全年齢の患者数はうつ病患者数参照。

患者調査とは全国から抽出された医療機関で特定の1日に受診した患者について調べたもので、都道府県は患者の住所地。総患者数とは、特定の1日に入院していた人、受診した人、その日は受診しなかったが通院治療を受けていた人数の合計を推計したものとなっている。つまりある時点においてその病気にかかっている人数を推計したもので、1年間にその病気にかかったことがある人数ではないので注意願いたい。

全国のうつ病患者数(65歳以上)は40万4000人で、65歳以上人口1万人あたり114.93人。患者数が最も多いのは福岡県で65歳以上人口1万人あたり202.31人(偏差値76.0)。2位は千葉県で195.04人。3位以下は鳥取県(170.45人)、佐賀県(165.98人)、埼玉県(163.07人)の順。一方、最も患者数が少ないのは徳島県で65歳以上人口1万人あたり41.49人(偏差値32.7)。これに奈良県(49.02人)、栃木県(55.97人)、兵庫県(57.77人)、富山県(59.88人)と続いている。

分布地図を見ると首都圏や北部九州周辺、北日本の日本海岸に高齢者のうつ病患者が多い。

他の項目との相関を見ると、相関係数が高いものはなかった。