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都道府県別骨折患者数(65歳以上)

公開日:2020-9-1 | 最終更新日:2020-9-1
カテゴリ: 健康・病気
厚生労働省の患者調査から、65歳以上の骨折患者数の都道府県ランキング。全年齢の患者数は骨折患者数を参照。

患者調査とは全国から抽出された医療機関で特定の1日に受診した患者について調べたもので、都道府県は患者の住所地。総患者数とは、特定の1日に入院していた人、受診した人、その日は受診しなかったが通院治療を受けていた人数の合計を推計したものとなっている。つまりある時点においてその病気にかかっている人数を推計したもので、1年間にその病気にかかったことがある人数ではないので注意願いたい。

骨折は子供時代と高齢期に多いという。

子ども・高齢者ともに骨折は増加 |ニッセイ基礎研究所
骨折は、男女とも、子ども時代と高齢期に多い。男性では、特に10~14歳に多く、女性では、特に高齢期に多い。男性の10~14歳、女性の70~74歳の1年間の骨折率は、いずれもおよそ10%だった。男女とも骨折率がもっとも低いのは0~4歳、次いで20~24歳だった。20歳以降は男女とも年齢とともに上昇するが、女性は50歳から急上昇するのに対し、男性が急上昇するのは70歳以降だった。
「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県患者数偏差値
 総 数 65歳以上人口1万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1佐賀県5,000人207.47人83.52
2大分県6,000人163.49人67.21
3高知県4,000人163.27人67.12
4鹿児島県8,000人159.68人65.80
5福岡県21,000人151.73人62.85
6石川県5,000人151.06人62.60
7長崎県6,000人141.84人59.18
8神奈川県31,000人136.32人57.14
9広島県11,000人135.97人57.00
10三重県7,000人134.36人56.41
11香川県4,000人132.45人55.70
12熊本県7,000人131.83人55.47
13沖縄県4,000人131.58人55.38
14島根県3,000人130.43人54.95
15山口県6,000人129.87人54.74
16大阪府30,000人125.10人52.98
17徳島県3,000人124.48人52.74
18群馬県7,000人123.46人52.36
18岡山県7,000人123.46人52.36
20東京都39,000人123.38人52.34
21兵庫県19,000人121.95人51.81
22京都府9,000人121.29人51.56
23岐阜県7,000人118.64人50.58
24千葉県20,000人118.20人50.42
25愛媛県5,000人114.16人48.92
26鳥取県2,000人113.64人48.72
27新潟県8,000人112.68人48.37
28山形県4,000人112.36人48.25
29滋賀県4,000人111.73人48.02
30北海道18,000人110.23人47.46
31長野県7,000人108.02人46.64
32静岡県11,000人103.00人44.78
33愛知県19,000人102.59人44.63
34岩手県4,000人100.00人43.67
35和歌山県3,000人98.36人43.06
36奈良県4,000人98.04人42.94
37栃木県5,000人93.28人41.18
38富山県3,000人89.82人39.89
39宮崎県3,000人88.76人39.50
40福井県2,000人85.84人38.42
41茨城県7,000人85.47人38.28
42秋田県3,000人84.51人37.92
43埼玉県16,000人84.17人37.80
44山梨県2,000人81.63人36.86
45宮城県5,000人79.37人36.02
46青森県3,000人73.53人33.85
47福島県4,000人70.30人32.65
全国411,000人116.92人
単位人口:65歳以上人口1万人あたり (2017)
全国の骨折患者数(65歳以上)は411,000人で、65歳以上人口1万人あたり116.92人。患者数が最も多いのは佐賀県で65歳以上人口1万人あたり207.47人(偏差値83.5)。2位は大分県で163.49人。3位以下は高知県(163.27人)、鹿児島県(159.68人)、福岡県(151.73人)の順。一方、最も患者数が少ないのは福島県で65歳以上人口1万人あたり70.30人(偏差値32.7)。これに青森県(73.53人)、宮城県(79.37人)、山梨県(81.63人)、埼玉県(84.17人)と続いている。
都道府県別骨折患者数(65歳以上) - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
分布地図を見ると骨折患者数と同様に西日本で患者が多く東日本で少ない。

骨折の地域分布には食生活の影響があるとされ、ビタミンKとの関係が注目されている。

中高年の骨折は「西高東低」 原因は不明、納豆が関係か:朝日新聞デジタル
地域間の偏りの原因は、はっきりしていないという。過去にはカルシウムの骨への取り込みを助けるビタミンKの血中濃度は東日本で高く、ビタミンKを多く含む納豆の消費量が関係するといった報告がある。研究グループは食生活が影響する可能性も考えられるとしている。


他との相関は以下のようになっている。
これを見るとビタミンKを多く含む納豆消費量ほうれんそう消費量と負の相関があり、納豆やほうれんそうを多く食べるところで高齢者の骨折が少ない。

また、理学療法士数と正の相関があり、骨折患者が多いところは理学療法士が多い。高齢者の骨折ではリハビリが長期化することも多く、需要が多いようだ。
データ出典  患者調査 2017

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分布図

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2020-9-1 | 健康・病気