国立がん研究センター:
75歳未満年齢調整死亡率2007年4月、国のがん対策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、「がん対策基本法」が施行されました。2007年6月にはこの法律に基づいて、「がん対策推進基本計画」が策定され、全体目標の1つとして「がんによる死亡者の減少」が掲げられました。「75歳未満年齢調整死亡率」はその評価指標として用いられています。この指標が用いられたのは、年齢調整率を用いることで高齢化の影響を除去し、75歳以上の死亡を除くことで壮年期死亡の減少を高い精度で評価するという理由に基づいています。
乳がんの年齢調整死亡率の全国平均は10.60で、75歳未満10万人あたり10.60人の女性が乳がんで亡くなっていることになる。
最も女性の乳がん死亡者が多いのは佐賀県で、人口10万人あたり13.20人。2位以下は東京都、神奈川県、北海道、埼玉県と続いている。一方、最も少ないのは山梨県で7.47人。香川県や福井県、徳島県、島根県などで死亡者が少ない。
分布地図を見ると関東と北東北・北海道、北部九州などで乳がん死亡者が多い。
wikipedia:
乳がんにあげられているリスク要因
・妊娠・出産歴がない。出産回数が少ない。
・第一子出産の後、母乳を与えない。なお、関連がないとする報告もあり。
・初経年齢(月経が始まった年齢)が低い。
・閉経年齢が高い。
・ホルモン療法(エストロゲン製剤、ピル等)を受けている。なお、関連がないとする報告もあり。
・飲酒
・喫煙
・高脂肪の食事
・20歳時の体重が低いほど、乳がんになりやすい。閉経後の女性では、成人後の体重の増加が多いほど乳がんになりやすい。
・シフトワークによる不規則な生活
のうち、
喫煙率:女性とは正の相関があった。また、
30代女性未婚率や
40代女性未婚率など各年代の女性未婚率とも正の相関があり、喫煙率が高く未婚女性が多いところで乳がんが多いと言える。ただし、これは都道府県レベルの大ざっぱな傾向であるので、注意願いたい。
女性のがん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
乳がん死亡率大腸がん死亡率:女性肺がん死亡率:女性胃がん死亡率:女性膵がん死亡率:女性子宮がん死亡率卵巣がん死亡率肝がん死亡率:女性胆のうがん死亡率:女性白血病死亡率:女性悪性リンパ腫死亡率:女性食道がん死亡率:女性膀胱がん死亡率:女性がん死亡率:女性がん死亡率:男性