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都道府県別30代女性未婚率

公開日:2012-4-18 | 最終更新日:2024-4-12
カテゴリ: 家庭・子育て
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総務省統計局の国勢調査から30代女性未婚率ランキング。各年代人口に占める「未婚」の比率を比較している。「死別」は別に計上されているのでここには含まない。

30代女性未婚率の全国平均は27.83%。未婚率が最も高いのは高知県で31.39%(偏差値71.8)。2位は京都府で31.04%。3位以下は青森県(30.75%)、奈良県(30.35%)、秋田県(30.13%)の順。一方、最も未婚率が低いのは愛知県で23.78%(偏差値27.9)。これに滋賀県(24.16%)、岐阜県(24.85%)、三重県(25.17%)、島根県(25.44%)と続いている。

分布地図を見ると都市部と北日本で未婚率が高くなっている。

他との相関を見ると第三次産業従業者数と正の相関があり、第二次産業従業者数と負の相関があることから、第三次産業が盛んで第二次産業が少ないところで30代女性の未婚率が高い。

逆に言えば、第二次産業が盛んなところで30代女性の未婚が少なくなっている。そういうところは雇用や賃金が安定しており、生活の安定が30代女性が結婚に踏み切る条件になっているようだ。

男女の比較で見ると20代男性未婚率20代女性未婚率は分布が似ているのに、30代女性未婚率30代男性未婚率の分布が似ていないのが目立っている。

上にもあるように30代女性は雇用や賃金が安定したところで未婚率が低くなっており、結婚に生活の安定を求める30代女性の姿が目立っている。
データ出典  国勢調査 2020

都道府県別30代女性未婚率

「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県未婚率偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1高知県31.39%71.76
2京都府31.04%69.74
3青森県30.75%68.07
4奈良県30.35%65.77
5秋田県30.13%64.50
6徳島県29.97%63.58
7北海道29.49%60.81
8東京都29.44%60.53
9福岡県29.18%59.03
10宮城県29.08%58.45
11大阪府28.91%57.47
12新潟県28.80%56.84
13岩手県28.79%56.78
13和歌山県28.79%56.78
15長崎県28.15%53.10
16埼玉県28.06%52.58
17鳥取県28.01%52.29
18兵庫県27.99%52.17
19千葉県27.98%52.12
20群馬県27.84%51.31
21神奈川県27.72%50.62
22大分県27.69%50.45
23鹿児島県27.57%49.75
24佐賀県27.53%49.52
25岡山県27.39%48.72
26山梨県27.36%48.55
27愛媛県27.31%48.26
28茨城県27.30%48.20
29熊本県27.03%46.64
30沖縄県26.96%46.24
31栃木県26.94%46.13
32長野県26.84%45.55
33富山県26.83%45.49
34山口県26.78%45.20
35石川県26.77%45.15
36福島県26.70%44.74
37山形県26.50%43.59
38香川県26.48%43.48
39静岡県25.79%39.50
40広島県25.68%38.87
41宮崎県25.58%38.29
42福井県25.50%37.83
43島根県25.44%37.49
44三重県25.17%35.93
45岐阜県24.85%34.09
46滋賀県24.16%30.11
47愛知県23.78%27.92
全国27.83%

他との相関 相関とは?

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分布図

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コメント

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 2016/07/26
これは就職率がよく産業があり男性が若くして正社員率が高く
時価の安く、女性が高望みしない地域が未婚率が低いのかもしれません
福井・滋賀・三重は、就職率がいいし、三世代同居もありで
若くても一軒家を立てることも可能な地域であり
また共働き率も高いので、男性も経済的負担が少ないので
簡単に結婚できる環境なんだと思います
あとこの地域は出生率もそこそこ優秀です
男性の仕事があり、女性も働き者で現実的なので結婚しやすいのでしょう
ユーコ 2014/10/06
この30代女性未婚率(平均して35歳未婚率と考えて良さそうだ)は様々な都道府県統計の中でも最も重要なデータの一つだと私は思っている。しかしその大事な統計結果だが、合計特殊出生率は出てきてもその前段階となる地域別の婚姻動向についてはなぜかマスコミでは封じられる傾向があり、新聞TVでは流れてこない。おかしな話である。日本では長く婚外子が社会的に避けられる風潮があったため、子供をもうける=結婚する、とほぼ同一視できる。逆に言えば結婚しない=少子化になる、といえる。そしてこの35歳前後の数値は、地域別出生可能性を考える意味で重要なラインとなる。

女性の未婚率という統計は、その地域でのお相手の男性を含む、仕事の質・待遇、職場環境、住環境・生活コストなど、総じて暮らしやすさ・生活満足度を示す総合判断指標と考えても良く、女性は結婚するに当たり否が応でもこの勘案計算をしている。良い男性がいない、子育てや生活にコストがかかり過ぎるという不満も含め、暮らしにくい、生活満足度の低い地域では結婚できない、結婚に踏み切れないというのは当然の結果だろう。

日本では各種調査で男女問わず、9割が結婚を希望していると出ている。つまり望ましい究極の未婚率数値は10%ということになる。この結婚願望に地域別に大きな差がないと仮定すれば、その数値に近い22%前後の地域である福井・滋賀・三重ほど結婚希望が叶い易く(結婚したくてもできない人が12%程度)、30%を超える東京・京都・福岡ほど結婚希望が叶いにくい(結婚したくてもできない人が20%以上)ということになる。

もっとも結婚願望の地域別データがないため、現状断言することは危険ではある。結婚したくない人が東京に多く集まっている可能性も捨てきれないからだ。今後はこれらのデータの検証も必要になって来よう。それでもそういった集積効果が働きにくい一部地域(高知・奈良・長崎・大分・青森など)の未婚率の高さは生活満足度が低いと考えても差支えがなさそうだが。