・親族のみの世帯
・核家族世帯
・夫婦のみの世帯
・夫婦と子供から成る世帯
・男親と子供から成る世帯
・女親と子供から成る世帯
・核家族以外の世帯
・夫婦と両親から成る世帯
・夫婦とひとり親から成る世帯
・夫婦,子供と両親から成る世帯
・夫婦,子供とひとり親から成る世帯
・夫婦と他の親族(親,子供を含まない)から成る世帯
・夫婦,子供と他の親族(親を含まない)から成る世帯
・夫婦,親と他の親族(子供を含まない)から成る世帯
・夫婦,子供,親と他の親族から成る世帯
・兄弟姉妹のみから成る世帯
・他に分類されない世帯
・非親族を含む世帯
・単独世帯
ここでは、親族のみの世帯に占める核家族世帯の割合を調べた。非親族を含む世帯や単独世帯は分母に含まれていない。
核家族率の全国平均は86.71%。核家族率が最も高いのは東京都で93.03%(偏差値65.9)。2位は鹿児島県で92.27%。3位以下は神奈川県(92.26%)、大阪府(92.05%)、北海道(90.67%)の順。東京都、大阪府、神奈川県、埼玉県など都市部以外に鹿児島県や北海道、沖縄県などが上位に入っているのが興味深い。北海道や沖縄では文化的な原因も考えられそうだ。
一方、最も核家族率が低いのは山形県で67.54%(偏差値24.2)。これに福井県(72.77%)、秋田県(72.84%)、新潟県(73.85%)、岩手県(74.53%)と日本海側の県が下位に多い。
全国的に見ると都市部や太平洋側で核家族率が高く、日本海側で核家族率が低くなっている。
相関ランキングでは
人口集中度と正の相関があり、
米生産量や
農業就業人口とも負の相関があることから、人口が集中している都市部で核家族率が高く、農業が盛んな地方で核家族率が低い。
また、
共働き率とは負の相関が高い。核家族が少ない地域ほど共働き率が高いことを意味しており、女性の社会進出を祖父母など家族が支えている構図が浮かび上がっている。
この他、
小学生携帯電話・スマートフォン所有率や
中学生携帯電話・スマートフォン所有率と正の相関が高く、核家族率が高いところでは子どもの携帯電話所有率が高い。