住宅延べ床面積の全国平均は93.04平方m(28.1坪)。床面積が最も広いのは富山県で145.17平方m(43.9坪 偏差値73.1)。2位は福井県で138.43平方m。3位以下は山形県(135.18平方m)、秋田県(131.93平方m)、新潟県(128.95平方m)の順。一方、最も床面積が狭いのは東京都で65.90平方m(19.9坪 偏差値27.0)。これに沖縄県(75.77平方m)、大阪府(76.98平方m)、神奈川県(78.24平方m)、福岡県(84.66平方m)と続いている。
最も広い富山県と最も狭い東京都では2.2倍の差がある。
分布地図を見ると日本海側で住宅面積が広い。
他との相関関係を見ると、
三世代世帯人数と正の相関が高く、
核家族率と負の相関が高いことから、大家族が多いところで家が広い。
また、
50代ひとり暮らしや
40代ひとり暮らし、
独居老人(60代以上ひとり暮らし)、
30代ひとり暮らしと負の相関があり、ひとり暮らしが多いところは家が狭い。狭い家に住むひとり暮らしが多いことで平均を押し下げているようだ。
持ち家率と正の相関があり、
分譲マンション率と負の相関があることから、マンションや借家が多い都市部で家が狭い。
これらをまとめると、地方は大家族が大きな一戸建てに住んでいるので床面積が広く、都市部は核家族やひとり暮らし世帯が集合住宅に住むので床面積が狭くなっていて、一般的なイメージを裏付ける結果となっている。