都道府県別不動産屋店舗数

総務省の経済センサス‐基礎調査から不動産屋店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「不動産取引業」の事業所数を比較している。

産業分類一覧

不動産取引業
主として不動産の売買,交換又は不動産の売買,貸借,交換の代理若しくは仲介を行う事業所が分類される。

土地や建物を扱う、いわゆる”不動産屋”と言われるものだ。一方、類似の業種に不動産賃貸・管理業があるが、こちらは貸家や貸店舗屋、貸事務所屋のことで、ここには含まれていない。

全国の不動産屋は71,063軒、人口10万人あたり55.92軒。最も店舗が多いのは東京都で93.94軒。2位は大阪府で77.77軒。3位以下は京都府、神奈川県、広島県、兵庫県、埼玉県と続いている。一方、不動産屋が最も少ないのは岩手県で25.55軒。これに島根県、秋田県、鳥取県、佐賀県と続いており、地方で不動産屋が少ない。

分布地図を見ると都市部と九州・四国に不動産屋が多い。

相関ランキングでは基準地価:住宅地や基準地価:工業地、基準地価:商業地と正の相関が高く、地価が高いところに不動産屋が多い。動く金が多い分、業者も多いと言えそうだ。

また自家用車通勤・通学率や自動車普及率と負の相関が高く、車社会の地方で不動産屋が少ない。