都道府県別呉服店店舗数

総務省の経済センサス‐活動調査から呉服店店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「呉服・服地小売業」の事業所数を比較している。

日本標準産業分類

呉服・服地小売業
主として呉服及び服地を小売する事業所をいう。

ここには和服や反物、帯、服地、小ぎれ、裏地の小売業が含まれている。下着類,ネクタイ,靴下,足袋,手袋,手ぬぐい,タオル,半えり,ふろしきなどの小売業は含まれていない。

全国の呉服店は8,360軒で人口10万人あたり6.56軒。最も呉服店が多いのは福井県で20.78軒。2位は富山県、3位は石川県と続いており、北陸に呉服店が多い。4位以下は京都府、岐阜県、鳥取県の順。

一方、呉服店が最も少ないのは神奈川県で3.45軒。これに千葉県、埼玉県、茨城県、北海道と続いていて、関東に呉服店が少ない。

分布地図を見ると日本海側と西日本に呉服店が多く、関東を筆頭に東日本の太平洋岸や九州で呉服店が少ない。

相関ランキングでは生け花・茶道教室数と正の相関が高く、呉服店が多いところは生け花・茶道教室数が多い。また、寺院数や神社数とも正の相関が高く、呉服店が多いところは寺院や神社が多い。