都道府県別フランス料理店店舗数

タウンページからフランス料理店舗数。タウンページに掲載されているフランス料理店の数を比較した。

全国のフランス料理店舗数は5,720軒で、人口10万人あたり4.53軒。店舗数が最も多いのは長野県で人口10万人あたり7.81軒(偏差値72.2)。2位は東京都で7.69軒。3位以下は山梨県(7.53軒)、石川県(7.50軒)、京都府(7.05軒)の順。一方、最も店舗数が少ないのは埼玉県で人口10万人あたり1.92軒(偏差値32.2)。これに千葉県(2.18軒)、高知県(2.75軒)、福島県(2.89軒)、滋賀県(2.90軒)と続いている。

分布図を見ると、東京都を中心にドーナツ状に分布しているのが興味深い。中心の東京都にフランス料理店が多いが、そのまわりの埼玉県、千葉県、神奈川県は少なく、さらにその外側の静岡県、山梨県、長野県、群馬県、栃木県で再び多くなっている。首都圏にはフランス料理好きが多く、普段は都内のフランス料理店を使い、週末は旅先の料理店を利用していると考えることもできそうだ。

他との相関を見ると、別荘数、旅館数とも正の相関があり別荘や旅館が多いところにフランス料理店が多い。フランス料理店が旅先で利用されていることを裏付けている。

美術館数とも正の相関があるのは、フランス料理店と美術館が都心と旅先で利用されるという共通点があるためだ。

また、そば屋店舗数やすし店店舗数、日本料理店店舗数、中華料理店店舗数との相関が高く、外食が盛んなところでフランス料理店も多いと言える。