都道府県別写真店店舗数

総務省の経済センサス‐基礎調査から写真店店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「写真業」の事業所数を比較している。

産業分類一覧

写真業
主として肖像を撮影し,撮影した肖像の写真プリント,フィルム現像,焼付,引伸及びフィルム複写を行う事業所及び広告,出版,その他の業務用写真の撮影を行う事業所をいう。

例示を見ると、肖像写真以外にも商業写真、宣伝写真の撮影業も含まれている。一方、デジカメ画像のプリントやフィルム現像を専門に行う事業所は含まれていない。

全国の写真店は11,329軒で、人口10万人あたり8.92軒。最も店舗数が多いのは香川県で12.64軒。2位以下は鹿児島県、山梨県、福井県、山形県の順で、地方が上位に多い。

一方、店舗数が最も少ないのは神奈川県で5.38軒。これに埼玉県、千葉県、滋賀県、奈良県と続いており、都市部で写真店が少ない。

分布地図を見ても三大都市圏で写真店が少ない。その中で唯一上位に入っている東京都は商業写真店が多い。

相関ランキングでも通勤時間と負の相関が高く、中小企業数と正の相関が高いことから、通人時間が短く中小企業が多い地方に写真店が多い。