都道府県別ゴルフ場数（経済センサス‐基礎調査）

総務省の経済センサス‐基礎調査からゴルフ場数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「ゴルフ場」の事業所数を比較している。

産業分類一覧

ゴルフ競技を行うための施設を提供する事業所をいう。ただし,ゴルフの練習施設を提供する事業所は「80D ゴルフ練習場」に分類される。

いわゆるゴルフコースのことで、打ちっ放しは含まれない。

全国のゴルフ場は2,657軒で、人口10万人あたり2.09軒。最も多いのは栃木県で6.72軒と、全国平均の3.2倍、偏差値も85とゴルフ場が多い。2位以下は山梨県、三重県、茨城県、岐阜県と続いている。一方、最も少ないのは大阪府で0.70軒。この他、神奈川県や東京都、愛知県、埼玉県など都市部で少ない。

分布図を見ると、ゴルフ場が少ない三大都市圏を、ゴルフ場が多い地域がドーナツ状に囲んでいる。三大都市圏のゴルファーが日帰りで近郊のゴルフ場を利用しているためだろう。相関ランキングではゴルフ用具普及率と正の相関があり、ゴルフ場が多いところはゴルフ用具の普及率も高い。

都市部のゴルフ需要が都市周辺部にゴルフ場を増やし、ゴルフ場が増えた結果、都市周辺部にもゴルフ熱が広がったと考えられそうだ。

一方、ゴルフ練習場は全国に分布しており、

ゴルフ場
三大都市圏周辺に極端に多く、その他の地域で少ない

ゴルフ練習場
西日本から東日本までまんべんなく分布している。

と言えそうだ。