都道府県別25歳以上園芸・ガーデニング人口

社会生活基本調査から園芸・ガーデニング人口の都道府県別ランキング。この1年間に園芸・ガーデニングをしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳未満には学生が多く、大人と行動パターンが違う可能性があるため、「県民性」というサイトの性格も考慮して除外している。同統計では抽出結果から各都道府県の総人数を推計しており、ここではその数字を使っている。

全国の25歳以上園芸・ガーデニング人口は2829万5000人で、25歳以上人口100人あたり28.59人。園芸・ガーデニング人口が最も多いのは茨城県で25歳以上人口100人あたり36.36人(偏差値72.3)。2位は群馬県で35.92人。3位以下は栃木県(33.90人)、奈良県(33.18人)、滋賀県(33.11人)の順。一方、最も園芸・ガーデニング人口が少ないのは大阪府で25歳以上人口100人あたり20.91人(偏差値19.0)。これに東京都(23.33人)、沖縄県(24.98人)、青森県(26.49人)、高知県(26.60人)と続いている。

分布図を見ると園芸・ガーデニング人口が少ない東京都を園芸・ガーデニング人口が多い県が取り巻いているのが特徴的だ。大阪府や愛知県でも同様の傾向がある。園芸やガーデニングがしにくいマンション住まいが多い都会の周囲を一戸建て住まいが多い県が囲んでいるためだ。

相関ランキングでは50代ひとり暮らしやひとり暮らし率と負の相関があり、ひとり暮らし率が低いところで園芸・ガーデニング人口が多い。園芸・ガーデニングは一戸建てに住む家族が楽しむ趣味と言えそうだ。

また、園芸用品購入量と正の相関が高く、園芸・ガーデニング人口が多いところは園芸用品購入量が多い。