都道府県別高齢者の生活保護受給者数

厚生労働省の被保護調査から高齢者の生活保護受給者数ランキング。ここでは同調査から65歳以上の生活保護受給者数を比較している。

2014年の子どもの生活保護受給者は92万4979人で、65歳以上人口100人あたり2.80人が生活保護を受けている計算になる。これは子どもの生活保護受給者数の1.29人、生活保護受給者の1.67人よりも高く、他の年代に比べて高齢者の生活保護受給率は高い。

生活保護受給者が最も多いのは大阪府で、100人あたり5.78人。以下、沖縄県、北海道、東京都、福岡県と続いている。東京都は

子どもの生活保護受給者数　偏差値57.29
生活保護受給者　偏差値60.59
高齢者の生活保護受給者数　偏差値67.49

となっており、高齢者の生活保護受給者が多い。

一方、高齢者の生活保護受給者数が最も少ないのは富山県で100人あたり0.61人。これに長野県、福井県、山形県、岐阜県と続いている。

分布図を見ると西日本と北日本で受給者が多い。全般に高齢者の生活保護受給者数が少ない東日本で東京都とその周辺に受給者が多いのが目立っている。

相関ランキングでは独居老人(60代以上ひとり暮らし)と正の相関があり、三世代世帯人数と負の相関があることから、三世代世帯が少なく独居老人が多いところに高齢者の生活保護受給者が多い。