都道府県別交通事故死亡者数（オートバイ乗員）

厚生労働省の人口動態統計からオートバイ乗員の交通事故死亡者数ランキング。ここでは同統計の死因分類のうち「V20-V29 交通事故により受傷したオートバイ乗員」の人数を比較している。これはオートバイに乗っていて亡くなった人数を表しており、オートバイとぶつかった亡くなった歩行者などは含まれていない。また、年による変動を平均化するため2014年〜2016年の平均値を使っている。

全国のオートバイ乗員の交通事故死亡者数は777.7人で、人口10万人あたり0.61人。死亡者数が最も多いのは和歌山県で人口10万人あたり1.36人(偏差値80.7)。2位は愛媛県で1.07人。3位以下は三重県(1.03人)、沖縄県(0.95人)、香川県(0.93人)の順。一方、最も死亡者数が少ないのは北海道で人口10万人あたり0.19人(偏差値31.0)。これに鳥取県(0.23人)、石川県(0.32人)、福井県(0.35人)、秋田県(0.37人)と続いている。

分布地図を見ると西日本の太平洋岸でオートバイ乗員の死亡者が多い。

相関ランキングでは年間降雪量や年間雪日数と負の相関があり、年間平均気温や年間晴れ日数と正の相関があることから、暖かく雪が少ないところでオートバイ乗員の死亡者が多い。雪国でオートバイ乗員の死亡者が少ないのは雪や路面の凍結で冬にオートバイに乗る機会が少ないためと思われる。

交通手段別の死亡者数は以下の通り