家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
炭酸飲料消費量の全国平均は5,033円。購入量が最も多いのは青森県で7,915円(偏差値84.6)。2位は山形県で6,787円。3位以下は北海道(6,440円)、秋田県(6,017円)、熊本県(5,970円)の順。一方、最も購入量が少ないのは静岡県で3,705円(偏差値33.1)。これに鹿児島県(3,838円)、三重県(3,847円)、和歌山県(3,888円)、島根県(3,975円)と続いている。
分布地図を見ると東北・北海道を中心に東日本で消費量が多い。
相関ランキングでも
年間降雪量と正の相関があり、
年間平均気温と負の相関があることから、雪が多く寒いところで炭酸飲料の消費量が多い。
相関ランキングでは
男子小中学生肥満率や
女子小中学生肥満率と正の相関関係があり、炭酸飲料をたくさん飲む地域では子どもの肥満率が高い。
また、
緑茶消費量と負の相関があり、炭酸飲料の消費量が多いところは緑茶の消費量が少ない。炭酸好きと緑茶好きは対極の存在のようだ。