都道府県別生しいたけ消費量

総務省の家計調査から都道府県別生しいたけ消費量ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので直近5年間の平均値をとっている。

主な野菜の一世帯あたり年間消費量は以下の通り。

一世帯あたり生しいたけ消費量の全国平均は野菜の中で23番目の年間1,598g。最も消費量が多いのは秋田県で2,560g。これは全国平均の1.6倍で偏差値も83.29と高く、秋田県の消費量は特に多い。2位は徳島県で2,093g。3位以下は北海道、青森県、富山県の順。

一方、消費量が最も少ないのは沖縄県で715g。これに長野県、茨城県、宮城県、山形県と続いている。えのきたけ消費量で1位、しめじ消費量で2位だった長野県の消費量が少なく、同じキノコ類でも対照的な結果となっている。

分布地図を見ると西日本と北日本で生しいたけの消費量が多い。

相関ランキングでは団塊の世代人口と正の相関があり、団塊の世代が多いところで生しいたけの消費量も多い。西日本と北日本に多い分布構造が似ているためだろう。