家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
マヨネーズ消費量の全国平均は2,502g。標準的な大きさのマヨネーズが450gなので、年間5.56本消費している計算になる。
消費量が最も多いのは鳥取県で3,316g(偏差値80.6)。2位は青森県で2,853g。3位以下は山形県(2,840g)、佐賀県(2,769g)、北海道(2,744g)の順。一方、最も消費量が少ないのは沖縄県で1,366g(偏差値9.7)。これに東京都(2,040g)、宮城県(2,153g)、山梨県(2,156g)、香川県(2,162g)と続いている。
最もマヨネーズ消費量が少ないのは沖縄県で1,366gと全国平均の半分程度。それに続く東京都は2,040gであり沖縄県のマヨネーズ消費量の少なさが目立っている。沖縄県で普及しているアメリカブランドのマヨネーズ「エゴー サラダドレッシング」は分類上は「マヨネーズ・マヨネーズ風調味料」になると思われるが、「ドレッシング」という名前に引かれてドレッシングに計上されている可能性も否定できない。調査票に書き込むのは調査員ではなく一般人であり、誤記することも考えられるからだ。
分布地図を見ると日本海側で消費量が多く太平洋側で少ない。
相関ランキングでは
在日アメリカ人と負の相関があるが、沖縄県が突出している分布構造が似ているためか。
この他、
卵消費量と若干の正の相関があり、卵消費量が多いところでマヨネーズ消費量が多い。