家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
チーズ消費量の全国平均は3,130g。薄切りのスライスチーズ(7枚入り126g)に換算すると174枚分という計算になる、
消費量が最も多いのは神奈川県で4,077g(偏差値72.6 スライスチーズ227枚分) 。2位は東京都で3,910g。3位以下は埼玉県(3,895g)、長野県(3,694g)、千葉県(3,649g)の順。一方、最も消費量が少ないのは高知県で2,176g(偏差値31.3 スライスチーズ121枚分)。これに和歌山県(2,298g)、鹿児島県(2,391g)、愛媛県(2,405g)、大分県(2,433g)と続いている。
分布地図を見ると三大都市圏と東日本で消費量が多い。
相関ランキングでも
鉄道切符代や
家賃と正の相関があり、鉄道が発達して家賃が高い都市部でチーズの消費量が多い。
また、
バター消費量と正の相関があり、チーズの消費量が多いところはバターの消費量も多い。
パスタ・スパゲッティ消費量とも正の相関があり、やはりパスタやスパゲッティーとチーズの相性は良さそうだ。
この他、
紅茶消費量や
ジャム消費量とも正の相関があり、洋食文化が普及している都市部でチーズの人気が高いと言えそうだ。