1世帯あたりサンマ消費量の全国平均は1,411g。これは前回調査した2009年の2,360gと比べて40%減少している。2010年以降のサンマの漁獲量減少を受けてのことだと思われる。
消費量が最も多いのは青森県で3,086g。青森県は前回調査の5486gから43.7%の減少。2位以下は秋田県、宮城県、岩手県、北海道の順で東北地方で消費量が多い。一方、消費量が最も少ないのは宮崎県で684g。これに鹿児島県、長崎県、福井県、鹿児島県と続いており、九州が下位に多い。
分布地図を見ると東北を中心に東日本で消費量が多く、西日本で少ない東高西低型だ。
Wikipedia「サンマ」日本近海のものは、夏季はオホーツク海方面で回遊し、秋に産卵のために寒流に乗って太平洋側では東北、関東沖を通過し近畿、九州沖までに南下する。日本海側でも同様に新潟県沖など日本列島を囲むように南下を行う。主漁場は東北、関東沖とされている。
サンマは北海道から千葉にかけての東日本の太平洋岸でほとんどが漁獲され、西日本ではあまりとれないことから東日本の消費量が高くなっているようだ。
相関ランキングでは
サケ消費量や
イカ消費量と正の相関が高く、サンマ消費量が多いところはサケやイカの消費量が多い。
この他の食物では
りんご消費量や
干物消費量、
ウイスキー消費量、
豚肉消費量などとの正の相関が高くなっている。
一方、
年間真夏日数や
年間平均気温と負の相関が高く、気温が低いところでサンマ消費量が多い。