家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
家計調査における「カツレツ」は、「肉に限る。生も含む。」とされ、「トンカツ、ビーフカツ、チキンカツ、一口カツ、ささみフライ」が例示されている。これらの冷凍品については
冷凍食品消費量に計上されている。また、レストランや食堂で食べたものも含まれていないので注意されたい。
カツレツ消費量の全国平均は1,876円。購入量が最も多いのは福井県で3,567円(偏差値82.9)。2位は富山県で3,235円。3位以下は山梨県(2,906円)、新潟県(2,714円)、石川県(2,402円)の順。一方、最も購入量が少ないのは北海道で1,084円(偏差値34.8)。これに福岡県(1,207円)、愛媛県(1,229円)、熊本県(1,295円)、大分県(1,300円)と続いている。
分布地図を見ると
天ぷら・フライ消費量と同様に、北陸を筆頭に東日本で消費量が多い。
年間晴れ日数と負の相関があり、晴天が多く暖かい地方でカツレツ消費量が少ないのも
天ぷら・フライ消費量と同じだ。
同じ揚げ物として、これらの地域で好まれているようだ。