家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ミネラルウォーター消費量の全国平均は3,207円。購入量が最も多いのは沖縄県で5,409円(偏差値78.1)。沖縄の消費量の多さについて
Okinawa通信では日経新聞の引用として
沖縄本島中南部は(沖縄市も那覇市も中南部)、石灰岩地層。
こういう話は聞いたことがある。たぶんサンゴの影響)
なので、那覇市の浄水場の水は、その影響で硬度が高めとのこと。
水に敏感な日本人だからでしょう、硬度が低い水、軟水のほうが、お茶や料理に使いやすく、飲み心地がいいので、那覇市では、軟水ミネラルウオーターの消費量が多いのだ……、とのことなんです。
と説明されている。家計調査は県庁所在地が調査対象となっており、那覇市に特有の原因がある可能性も否定できない。
2位は東京都で4,763円。3位以下は茨城県(4,441円)、埼玉県(4,383円)、千葉県(4,311円)の順。一方、最も購入量が少ないのは青森県で1,272円(偏差値29.4)。これに富山県(1,712円)、福井県(1,928円)、鳥取県(1,965円)、新潟県(1,974円)と続いている。
分布地図を見ると関東周辺と九州。四国でミネラルウォーターの消費量が多い。
相関ランキングでは
年間降雪量や
年間雪日数と負の相関があり、雪が少ない地方でミネラルウォーターの消費量が多い。