家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ここでいう冷凍食品とは、家計調査の「冷凍調理食品」のことで、コロッケやしゅうまい、ハンバーグなどの惣菜系の冷凍食品が含まれる。冷凍焼肉などは含まれていない。
冷凍食品消費量の全国平均は7,009円。購入量が最も多いのは富山県で10,973円(偏差値73.4)。2位は鳥取県で10,624円。3位以下は千葉県(10,536円)、高知県(10,108円)、静岡県(9,217円)の順。一方、最も購入量が少ないのは沖縄県で3,228円(偏差値26.9)。これに和歌山県(4,565円)、長崎県(4,684円)、兵庫県(4,819円)、宮城県(5,140円)と続いている。
分布地図を見ると関西や北日本で冷凍食品の消費量が少ない。
相関ランキングでは
ふりかけ消費量と正の相関があり、ふりかけの消費量が多いところで冷凍食品の消費量も多い。簡単に食べられる食品として似ているためか。
また、
貧困率や
非正規雇用率と負の相関があり、非正規雇用が少なく貧困率が低いところで冷凍食品の消費量が多い。