都道府県別コロッケ消費量

総務省の家計調査からコロッケ消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を比較している。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

家計調査における「コロッケ」とは食べられる状態のコロッケか生のコロッケで、冷凍コロッケは含まれない。

コロッケ消費量の全国平均は1,960円。購入量が最も多いのは福井県で3,075円(偏差値77.5)。2位は京都府で2,628円。3位以下は奈良県(2,612円)、福島県(2,541円)、新潟県(2,523円)の順。一方、最も購入量が少ないのは沖縄県で1,164円(偏差値28.9)。これに北海道(1,263円)、福岡県(1,308円)、長崎県(1,416円)、熊本県(1,476円)と続いている。九州各県が下位10県中7県を占めており、消費量が少ない。

分布図を見ると消費量が多い関西、北陸、東海と、消費量が少ない九州、四国、北東北にエリアが分かれており、コロッケにも地域性があるようだ。

相関ランキングではつくだ煮消費量や油揚げ・がんもどき消費量、せんべい消費量と正の相関があり、これらの消費量が多いところでコロッケの消費量も多い。