1世帯あたり純資産の全国平均は1,267万円。資産が最も多いのは兵庫県で1,904万円(偏差値73.4)。2位は奈良県で1,848万円。3位以下は東京都(1,631万円)、三重県(1,592万円)、京都府(1,559万円)の順。一方、最も資産が少ないのは沖縄県で298万円(偏差値23.3)。これに青森県(450万円)、北海道(692万円)、宮崎県(741万円)、秋田県(797万円)と続いている。
分布地図を見るといわゆる太平洋ベルト地帯を中心に本州中央部で純資産が多く、日本の両端部で少ない。
相関ランキングでは
大学進学率の他、
サラリーマン年収を筆頭に各業界の年収と正の相関が高い。年収が高いところで純資産が多く、そういうところは大学進学率が高い。
また、
デキ婚率や
父子・母子家庭数と負の相関が高く、デキ婚やひとり親家庭が多いところは純資産が少ない。不安定な家庭環境だと資産が形成しにくいと言えそうだ。
この他、
ZOZOTOWN送料と負の相関があるのが興味深い。ZOZOTOWN送料とは、ZOZOTOWNで行われた購入者が送料を決める「送料自由」サービスで、実際に設定された送料の都道府県別平均値のことで、純資産が多いところほど設定した送料が低い。下世話な言い方だが、ケチなところで純資産が多いようだ。