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都道府県別医療支出

公開日:2018-2-27 | 最終更新日:2020-8-21
カテゴリ: 家計・支出
総務省の家計調査から医療支出のランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を比較している。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。

ここでは家計調査の「保健医療サービス」を比較している。ここには「医科診療代」、「歯科診療代」、「出産入院料」、「他の入院料」、「整骨(接骨)・鍼灸院治療代」、「マッサージ料金等(診療外)」、「他の保健医療サービス」、「人間ドック等受診料」が含まれており、処方薬を含む医薬費やコンタクトレンズ、メガネなどの費用は含まれていない。また「医科診療代」や「歯科診療代」は診療代の総額ではなく保険負担を除いた本人負担額となっている。
「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県医療費偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1東京都112,110円78.07
2奈良県107,425円73.64
3神奈川県104,146円70.54
4岡山県97,891円64.63
5埼玉県96,638円63.44
6愛知県94,555円61.47
7長野県93,075円60.07
8栃木県93,055円60.06
9山形県90,953円58.07
10佐賀県90,450円57.59
11岩手県87,585円54.88
12宮城県87,386円54.70
13三重県87,333円54.65
14石川県86,896円54.23
15大阪府86,878円54.22
16千葉県86,120円53.50
17香川県85,661円53.07
18鹿児島県83,943円51.44
19岐阜県83,677円51.19
20福岡県82,674円50.24
21静岡県81,861円49.47
22滋賀県81,752円49.37
23富山県81,516円49.15
24広島県81,399円49.04
25群馬県81,050円48.71
26山口県80,665円48.34
27兵庫県79,805円47.53
28高知県79,566円47.30
29京都府79,513円47.25
30茨城県78,843円46.62
31和歌山県77,768円45.60
32北海道77,537円45.39
33愛媛県77,531円45.38
34宮崎県76,355円44.27
35長崎県75,353円43.32
36山梨県75,252円43.23
37新潟県74,533円42.55
38島根県74,506円42.52
39福井県73,562円41.63
40秋田県73,536円41.60
41熊本県72,817円40.92
42徳島県72,690円40.80
43大分県68,566円36.90
44福島県67,958円36.33
45鳥取県66,287円34.75
46沖縄県64,552円33.11
47青森県60,445円29.23
全国86,244円
医療支出の全国平均は86,244円。医療支出が最も多いのは東京都で112,110円(偏差値78.1)。2位は奈良県で107,425円。3位以下は神奈川県(104,146円)、岡山県(97,891円)、埼玉県(96,638円)の順。一方、医療支出が最も少ないのは青森県で60,445円(偏差値29.2)。これに沖縄県(64,552円)、鳥取県(66,287円)、福島県(67,958円)、大分県(68,566円)と続いている。
都道府県別医療支出 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
分布地図を見ると三大都市圏で医療支出が多い。

相関関係は以下のようになっている。
相関ランキングでは1世帯あたり貯蓄額外食費用教育費と正の相関があり、貯蓄が多く、外食や教育にお金をかけるところで医療支出が多い。生活に余裕があるところで医療支出が多いと言えそうだ。逆に言うと、生活に余裕がないと医者にかかる機会が減るようだ。
データ出典  家計調査 2018

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医療費の分布 (変動係数 0.1283)

分布図

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コメント

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DLK 2018/03/04
現役医師数とは無相関なんですね。
http://todo-ran.com/t/kiji/10355

医師が少ないのに医療費が高いところ(例:長野県)もあれば、医師が多いのに医療費が安いところ(例:鳥取県)もあります。
2020-8-21 | 家計・支出