総務省の家計調査から医薬品購入量のランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を比較している。
家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ここでは家計調査の「医薬品」を比較している。ここには処方せんにより購入した薬の他、医薬品や医薬部外品の購入量も含まれている。
医薬品購入量の全国平均は28,683円。購入量が最も多いのは神奈川県で33,202円(偏差値68.4)。2位は長野県で33,148円。3位以下は青森県(32,536円)、宮城県(32,422円)、佐賀県(32,411円)の順。一方、最も購入量が少ないのは愛媛県で21,424円(偏差値30.8)。これに徳島県(21,991円)、福井県(22,766円)、熊本県(22,782円)、和歌山県(23,215円)と続いている。
分布地図を見ると東北地方、関東周辺などで消費量が多い。
相関関係は以下のようになっている。
葉物野菜消費量や
生鮮野菜消費量と正の相関があり、野菜消費量が多いところは医薬品の購入量も多い。
その他は注目すべき相関は見当たらなかった。