埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。
雨天の定義について気象庁は
降水日 : 日降水量1mm以上の日
雨日 : 日降水量10mm以上の日
と定義しており、ここでは降水量が10mm以上だった雨日の日数を比較した。また、雪も降水量に含まれるため、雨日数には雪の日も含まれている。
気象庁 よくある質問集
雪は降水量としても観測されていますか?
雪が降った場合は、雪を雨量計で溶かして降水量として観測しています。
年間雨日数の全国平均は48.4日。これは当サイトにて各県のデータを平均したものであり、気象庁が発表したデータではないので注意いただきたい。47.6日は365日の13%にあたり、週に1日雨天がある計算になる。
雨日数が最も多いのは富山県で80.7日(偏差値78.1)。2位は石川県で79.0日。3位以下は福井県(78.4日)、鳥取県(63.3日)、宮崎県(63.2日)の順。日本海沿岸の各県が上位を占めており、冬の降雪日の多さがランキングに影響しているようだ。この他、宮崎県、高知県、静岡県、鹿児島県といった太平洋岸沿岸の各県も上位に入っている。こちらは梅雨や台風などの影響によるものだろう。
一方、最も雨日数が少ないのは長野県で32.2日(偏差値35.9)。これに香川県(35.1日)、北海道(35.1日)、福島県(35.8日)、山梨県(36.0日)と続いている。
分布地図を見ると日本海側や西日本の太平洋岸で雨の日が多く、東日本で雨の日が少ない。
相関ランキングでは
年間降水量以外に、関係がありそうなランキングが見あたらない。現代では雨天の多さが及ぼす社会的・経済的な影響は大きくないようだ。