埼玉県:熊谷市 千葉県:銚子市 滋賀県:彦根市 山口県:下関市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1981年から2010年のデータによる平年値を比較している。
雨天の定義について気象庁は
降水日 : 日降水量1mm以上の日
雨日 : 日降水量10mm以上の日
と定義しており、ここでは降水量が10mm以上だった日数を比較した。
年間雨天日数の全国平均は47.6日。これは各県のデータを平均したものであり、気象庁が発表したデータではないので注意いただきたい。47.6日は365日の13%にあたり、週に1日雨天がある計算になる。
最も雨天日数が多いのは石川県で80.6日。2位以下は富山県、福井県、鳥取県、新潟県と日本海沿岸の各県が上位を占めており、冬の降雪日の多さがランキングに影響しているようだ。この他、宮崎県、高知県、静岡県、鹿児島県といった太平洋岸沿岸の各県も上位に入っている。こちらは梅雨や台風などの影響によるものだろう。
最も雨天日数が少ないのは長野県で30.6日。瀬戸内海沿岸から本州中央部にかけて、太平洋や日本海に面していない内陸部で雨天日数が少ない。
相関ランキングでは
年間降水量以外に、関係がありそうなランキングが見あたらない。現代では雨天の多さが及ぼす社会的・経済的な影響は大きくないようだ。