埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。
真夏日、猛暑日、熱帯夜
真夏日:最高気温が30度以上の日
猛暑日:最高気温が35度以上の日
熱帯夜:最低気温が25度以上の日
年間猛暑日数の全国平均は7.5日。これは各県のデータを平均したものであり、気象庁が発表したデータではないので注意いただきたい。
猛暑日数が最も多いのは京都府で19.4日(偏差値72.5)。2位は埼玉県で18.1日。3位以下は山梨県(16.9日)、岐阜県(16.7日)、岡山県(15.2日)の順。京都市に観測点がある京都府を含め、内陸部で猛暑日が多い。
一方、最も猛暑日数が少ないのは北海道で0.1日(偏差値36.0)。これに沖縄県(0.2日)、青森県(0.4日)、宮城県(0.9日)、岩手県(0.9日)と続いている。
年間真夏日数と
年間平均気温で第一位だった沖縄県で猛暑日が少ないのが目立っている。猛暑日は緯度よりも、盆地といった地形や都市部のヒートアイランド現象に影響されるのだろう。
分布地図を見ても、日本海と太平洋に面した地域で猛暑日が少なく、瀬戸内や内陸部で猛暑日が多い。やはり地形による影響が大きいようだ。他との相関を見ても
年間平均気温と相関がないこともこれを裏付けている。
この他では
熱中症救急搬送者数と正の相関がある。日中の異常な高温が熱中症に結びついていると言えよう。