埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。
年間相対湿度の全国平均は70%。これは各都道府県のデータを相加平均したもので、気象庁が発表したものではない。湿度が最も高いのは富山県で76%(偏差値67.7)。2位は青森県で75%。3位以下は福井県(75%)、島根県(75%)、岩手県(74%)の順。一方、最も湿度が低いのは群馬県で62%(偏差値29.0)。これに大阪府(63%)、山梨県(64%)、兵庫県(65%)、京都府(65%)と続いている。
分布地図を見ると日本海沿岸と東北地方で湿度が高い。また、三大都市でも湿度が低く、都市部では湿度が低くなる傾向があるようだ。
月ごとの湿度の変化
梅雨の6、7月にピークがあるのは各地点とも共通だが、富山では冬にもピークがある。日本海側で年間湿度が高いのは、冬の湿度の高さが原因と言えそうだ。
他との相関を見ると
年間日照時間や
年間晴れ日数と負の相関があり、晴れの日が多く日照時間が長いところほど湿度が低い。
年間雨日数や
年間降水量との相関はあまりなく、湿度は雨よりも日照時間に影響されるようだ。