都道府県別陸上競技場数

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査より陸上競技場数の都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「陸上競技場」の合計を比較している。陸上競技場は「主として,陸上競技を行うために作られた施設で1周200m以上のトラックを有するもの(トラック内にサッカー、ラグビー等を行う施設がある場合でも、陸上競技場として取り扱う。 )」と定義されている。計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国の陸上競技場数は926ヶ所で、人口10万人あたり0.73ヶ所。陸上競技場数が最も多いのは沖縄県で人口10万人あたり2.37ヶ所(偏差値71.6)。2位は島根県で2.31ヶ所。3位以下は鹿児島県(2.18ヶ所)、青森県(2.14ヶ所)、宮崎県(2.08ヶ所)の順。一方、最も陸上競技場数が少ないのは大阪府で人口10万人あたり0.16ヶ所(偏差値35.3)。これに神奈川県(0.25ヶ所)、愛知県(0.33ヶ所)、東京都(0.35ヶ所)、奈良県(0.37ヶ所)と続いている。

分布地図を見ると陸上競技場は都市部で少なく地方で多い。

相関ランキングでも第一次産業従業者数と正の相関があり、第一次産業従業者数が多い地方で陸上競技場が多い。

部活との相関を見ると高校男子硬式・軟式野球部員数や中学男子軟式野球部員数とは正の相関があり、野球部員が多いところで陸上競技場が多いが、高校女子陸上部員数や高校男子陸上部員数、中学女子陸上部員数、中学男子陸上部員数とは相関がなく、陸上競技場の多さと陸上部員数の間に関係は見られなかった。