都道府県別テニスコート数

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査よりテニスコートの都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「庭球場(屋内)」と「庭球場(屋外)」の合計を比較している。定義は以下の通り。

庭球場(屋外):屋外にあって規定のコートを有し、もっぱらテニスに使用されるもの。(運動場の一部に区画をつくり、テニス専用に使用しているものも含む。また、屋上コートも該当する)

庭球場(屋内):屋内にあって規定のコートを有し、もっぱらテニスに使用されるもの

計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国のテニスコート数は6,454ヶ所で、人口10万人あたり5.08ヶ所。テニスコート数が最も多いのは長野県で人口10万人あたり12.24ヶ所(偏差値79.1)。2位は山梨県で11.73ヶ所。3位以下は鳥取県(9.24ヶ所)、北海道(8.81ヶ所)、島根県(8.79ヶ所)の順。一方、最もテニスコート数が少ないのは大阪府で人口10万人あたり2.20ヶ所(偏差値29.6)。これに東京都(2.91ヶ所)、神奈川県(2.91ヶ所)、兵庫県(3.18ヶ所)、愛知県(3.67ヶ所)と続いている。

分布地図を見ると都市部で少なく地方で多い。

相関ランキングでは人口集中度と負の相関があり、人口がまばらな地方にテニスコートが多い。

旅館数や別荘数とも正の相関があり、旅館や別荘が多い観光地にテニスコートが多い。軽井沢に代表されるように、都会からの観光客向けのテニスコートも多いようだ。