都道府県別アイススケート場数

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査よりアイススケート場数の都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「アイススケート場数(屋内)」「アイススケート場数(屋外)」の合計を比較している。定義は以下の通り。

アイススケート場(屋内):滑走面積が300平方メートル以上のもの
アイススケート場(屋外):滑走面積が1,500平方メートル以上のもの

計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国のアイススケート場数は172ヶ所で、人口10万人あたり0.14ヶ所。アイススケート場数が最も多いのは北海道で人口10万人あたり1.58ヶ所(偏差値109.0)。2位は青森県で0.54ヶ所。3位以下は長野県(0.48ヶ所)、岩手県(0.39ヶ所)、島根県(0.29ヶ所)の順。一方、鹿児島県や高知県など13県にアイススケート場がない。

0ヶ所とされている宮城県には荒川静香や羽生結弦が育ったアイスリンク仙台やベルサンピアみやぎ泉、プレナミヤギなど3施設があるが計上されていないようだ。2008年の前回調査では宮城県のスケート場は3ヶ所になっており、2015年に0ヶ所になっている理由は分からない。

分布地図を見ると北日本に多く、温暖な太平洋沿岸にはスケート場がないところが多い。

相関ランキングでは年間降雪量と正の相関があり、年間平均気温と負の相関があることから気温が低く雪が多いところにアイススケート場が多い。